ドッグフードの“酸化”ってなに?見えない劣化が愛犬の健康を脅かす理由と対策

ドッグフードは保存が効くものと思われがちですが、実は“酸化”という見えにくい劣化が進行していることがあります。人間の食べ物と同じように、酸化したフードは風味だけでなく、健康面にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。今回は「酸化」とは何か、そのリスクや防ぎ方についてわかりやすく解説します。

① 酸化とは?ドッグフードで起きる変化

ドッグフードに含まれる脂質(油分)が、空気や光、熱にさらされることで劣化することを「酸化」と呼びます。
見た目や香りに変化はなくても、品質は徐々に低下していきます。

② 酸化したドッグフードのリスク

酸化が進んだフードを食べることで、次のような健康リスクが懸念されます。

  • 胃腸の不調(下痢・嘔吐)
  • 栄養価の低下(ビタミン類や必須脂肪酸が壊れる)

活性酸素の発生による細胞ダメージ

③ 開封後に酸化は進みやすい

袋を開けた瞬間から、酸化は始まります。特に空気や湿気に触れやすい保存環境では、酸化スピードが加速。1ヶ月以内に使い切るのが理想です。

④ 酸化を防ぐ保存方法

酸化対策には、保存方法がカギとなります。

  • 密閉容器に移し替える
  • 冷暗所に保管する(直射日光・高温多湿を避ける)
  • 小袋タイプやジッパー付きの商品を選ぶ
  • 酸化防止剤入りを選ぶ場合は、天然成分(ビタミンEやローズマリー抽出物)を優先

⑤ 酸化防止にも賞味期限以上に“開封後の管理”が重要

未開封の賞味期限よりも、開封後の保存期間と管理の仕方が重要です。たとえ高品質なフードでも、保存が不適切だと意味がありません。

まとめ

ドッグフードの酸化は、気づかぬうちに進行して愛犬の健康に影響を与えるリスクがあります。
「密閉・早めに使い切る・保管場所を見直す」——この3つの酸化対策を意識して、大切なパートナーの健康を守っていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました