愛犬も年齢を重ねると、食事内容の見直しが必要になります。
シニア期の体は、若い頃とは違うリズムで動いており、必要な栄養も、消化のしやすさも変わってきます。
今回は、シニア犬に最適なドッグフードの選び方や注意点をわかりやすく解説します。
① シニア期っていつから?
一般的に、7歳以上になると「シニア期」と考えられています(犬種によって差あり)。
小型犬は比較的長寿で、シニア期がゆるやかに始まり、大型犬はもっと早くシニア期に突入することも。
② シニア犬の体の変化とは?
加齢とともに、以下のような変化が見られることがあります:
- 代謝の低下(太りやすくなる)
- 筋力・骨量の減少
- 内臓機能の衰え(特に腎臓・肝臓)
- 噛む力や消化力の低下
このため、消化にやさしく、カロリーやミネラルを調整した食事が必要になります。
③ シニア用ドッグフードの特徴
シニア向けのフードには、以下のような工夫がされています:
- 低カロリー・低脂肪設計(肥満防止)
- 高タンパク・低リン配合(筋力維持+腎臓サポート)
- グルコサミン・コンドロイチン配合(関節ケア)
- やわらかめの粒や小粒タイプ(噛む力の衰えに対応)
- 乳酸菌やオリゴ糖(腸内環境のサポート)
④ 選び方のポイント
愛犬の体調や生活スタイルを踏まえ、以下をチェックしましょう:
- 年齢・体重・活動量に合った表示があるか
- 持病やアレルギーがある場合は獣医師と相談
- 開封後の食いつきや便の状態にも注目
- 定期的なフード見直しも大切(年齢を重ねるごとにニーズは変わります)
⑤ 手作りと併用も選択肢の一つ
食欲が落ちてきたシニア犬には、手作りフードやトッピングを組み合わせるのも一案。
ただし、栄養バランスを崩さないように注意しながら取り入れましょう。
まとめ
シニア犬にとってのドッグフードは、「長生きするための健康管理食」。
若い頃と同じ食事では対応できないことが増えてくるため、年齢に合ったフードを選ぶことがとても大切です。愛犬の老後を支える“優しいごはん”で、毎日を元気に過ごさせてあげましょう。