「ドッグフードの歴史」って知ってる?人と犬の関係とともに進化したフードの変遷

私たちの大切な家族である犬たち。
その食事である「ドッグフード」は、いつ・どのように生まれ、進化してきたのでしょうか?

この記事では、ドッグフードの歴史を振り返りながら、現代フードの背景にある「人と犬の関係」についても探っていきます。

① 野生から始まった犬の食生活

もともと犬はオオカミの仲間であり、狩りをして生肉を食べていました。
人間との暮らしが始まってからは、残飯や獲物の一部を与えられるようになり、雑食性の傾向が強まっていきました

② 世界初のドッグフードは19世紀に登場

1860年、イギリスで世界初の商業用ドッグフードが誕生しました。
犬用の「ビスケット状のフード」で、小麦や野菜、牛の血などを混ぜて焼き固めたものでした。これは裕福な階級を中心に広まりました。

③ 第二次世界大戦後、ドッグフードは“工業製品”に

戦後のアメリカでは、余剰穀物や肉副産物を利用した缶詰タイプのフードが広く普及。
その後、保存性の高いドライフード(ドライキブル)が登場し、現在のスタイルに近づきました。

④ 日本でのドッグフード普及は昭和以降

昭和30年代ごろから日本でもドッグフードの概念が浸透し始め、昭和50年代にはアメリカ式のドライフードが一般的になりました。
それまでは、白ごはん+味噌汁+魚の骨などを与えるのが主流でした。

⑤ 現代のドッグフードは“栄養学”に基づいて進化

現代では、犬種・年齢・アレルギー・病気・ライフスタイルに合わせたパーソナライズフードまで登場しています。
また、「ヒューマングレード」「グレインフリー」「オーガニック」「手作り風」など、安心・安全を求めた多様な選択肢が増えています。

まとめ

ドッグフードは、人と犬との関係が深まるなかで進化してきました。
昔は“残り物”だったごはんが、今では“栄養管理された食事”へと変わり、愛犬の健康と長寿を支える重要な存在になっています。
過去を知ることで、フード選びにもきっと新たな視点が生まれるはずです。

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